こんにちは、カーハンです。
あなたは、ロボットを組み立てることが好きですか?嫌いですか?
好きな人。コツコツと部品が組み合わさって、完成したときの達成感。
気持ちいいですよね。
嫌いな人。組み立てる時間がないから、できあがっているものを動かして楽しみたい。
同感です。
好きな人も嫌いな人も遊べるような、「短時間で組み立てられて・動かせる」ロボット。それが、今回紹介する「IQ KEY PERFECT 1000」です。なんと、100通りの組み立て方が楽しめます。
科学館のワークショップでは、サクッと組み立つメリットをいかして、動くしくみや科学の原理まで学ぶそうです。では、時短ロボットで遊んでみましょう!
IQ KEY PERFECT 1000 基本情報
対象年齢:7歳~12歳
製品ホームページによると、1970年代からあるおもちゃのようです。懐かしいと思う方もいるのではないでしょうか。
開発したのは日本の三菱鉛筆で、カプセラの名前で売られていましたが、その後、権利が譲渡されたため、現在は韓国製です。国際基準の安全性を満たしており、世界各国で販売されております。
https://iqkey.sciseeds.com/faq/
【セット内容】
・パーツ 116個
・組立説明書
・部品説明書
【商品仕様】
パッケージサイズ:幅49×高さ34×奥行8(cm)
材質:プラスチック(PC,ABS,PP,PE,TPE)
パッケージに部品を整理して片付けできます。底面には、各部品の名前と写真もあって便利。
手にしておどろくのは、部品の大きさです。
小さい部品で、約2×1.2cm
大きい部品で、約16×2cm
右側の蛍光ペン13.5㎝と比較してもらうとわかります。
組立説明書も特徴があります。1モデルにつき、完成写真&3ステップの図のみ。
「良くも、悪くも丁寧でない」説明書です。
実際に手を動かしながら、考える必要がありそうです。
一人で作る場合にありがちなエラーが表示されているので、困ったときに確認できます。
部品の数によって、他のシリーズも用意されています。
IQ KEY日本サイトのホームページには、新しいミッションとして問題が用意されているので基本モデルを作り終わったあとも楽しめます。
今回は、100から3つのモデルを選んで作ってみた。
IQ KEY PERFECT 1000 あそび方
4輪バイク
iqkeyの特徴はこのプラスティック製の頑丈なカプセル。
モータカプセルは赤と青のでっぱりがあるカプセル。
コネクタを使って、でこぼこのでこをくっつけるようだ。
一度コネクタでくっつけると、回すこともできないほど固定される。
角度を差し間違った場合も、一度外して付け直さないといけない。
一方でコネクタのおかげで、連結部分はほとんど一発でかみあいます。
タイヤをつけるときは、青の部品を回してつけます。
ねじを回す感覚が、調味料チューブを開け閉めする感覚に似ている。
電池ボックスをハンドル部分につないで、完成!
とはいえ、電池とモータがつながっていないため、当然動かない。
完成例をみながらコードをつないでいく。
ドドドとモータが大きな音を出して動いた。バイクだから大きな音が鳴るのか!
と思ったがモータの仕様のようだ。※後から調べたところ、ギアが回る音でした。
ケーブルカー
2つめはケーブルカーに挑戦。糸をうまくつたって動くか楽しみです。
ここにきて、部品をつくってから本体につなげたほうが楽ということに気づく。
タコ糸を設置して、完成写真を見まねて設置するも固定されない。
タイヤが別物のようだ。交換交換。
再挑戦!
…動かない。
電源?モータ?ギア?と分解して動作を確認してみた。
・電池の交換→済
・モータ稼働の確認→済
・スイッチコードの確認→済
・配線の確認→済
・ギアのかみ合い部分→済
すべて問題なかったものの、うまく運転するとができなかった。
残念…今回は、あきらめることに。
モーターボート
気を取り直して、モーターボート。ロボトイでは珍しく、水上で遊ぶことができます。
※新バージョンは、モーターが濡れて壊れることが多いので掲載されていません。
完成。家の水場といえばお風呂ということで、浮かべて運転してみました。
正直、バスタブはせますぎて物足りません。浅くて広い水場があれば、プロペラの向きをかえても遊べそうです。
防水加工にはなっていないので、浮いているか確認してから遊んでくださいね。
※注意して遊んでいたのですが、後で確認したところカプセルの中に少し水が入っていた。新バージョンで削除された理由がわかります。
IQ KEY PERFECT 1000 まとめ
・工具を使わずに大きい作品ができる。
今回遊んだ3モデルすべて25㎝オーバーサイズ。完成したときの達成感がある。
接続もぶれることなくすぐに固定できる。モータやギアが露出していないので、指や配線がからまる危険も少なくてよい。
・部品が見えるので仕組みを理解しやすい。
最近の電気製品は、分解できないものが多い。
部品はカプセルの中に入っているので安全に観察できる。親も安心です。
・組立は3ステップ。説明書も図のみ。だから、組み立て時間もかからない。
3つの作品を作ったが、平均して1つ30分前後で完成した。慣れれば20分くらいで組み立てられる。
メリットは、空間認知を鍛えることができる。工程が少ないので、すぐに完成する。
デメリットは、似た部品を間違いやすいことですね。
・100通りの組み立て方とあるが、「○○車」「○○カー」と車両タイプが多く
ブロックのつなげ方が違うだけ、ということもあった。
・レゴブロックのように気軽に付け外しができない。
とくにタイヤのホイルとゴムをつける作業は、コツがつかめなかったこともあり指が痛くなるほど。
はずすための専用スパナもついているが、力がない子だと一苦労。
大人が手伝うか、ある程度大きくなってから遊ぶことをおすすめする。
※新バージョンは「タイヤのゴムが柔らかくなり、はめ込みやすく、はずしやすくなりました。」と、改善されているようです。
最後に、IQ KEY日本サイトにいい言葉が掲載されていたので引用します。
子供たちは「失敗」が嫌いです。
それは、大人が「成功」しか褒めないからです。
「成功」だけでなく「失敗」を乗り越えた過程を褒めてあげて下さい。
そうして「失敗」は子供たちにとって、解決したい「課題」となります。
「ロボといっしょ」では遊びを通して、課題発見と成功体験がたくさんできるよう、
これからも多くのロボトイ紹介していきます。
以上、「IQ KEY PERFECT 1000」の紹介でした。